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Shopifyで在庫の変更履歴を確認する3つの方法

在庫がいつ・いくつ・何をきっかけに変わったかをShopifyで確認する手順を、商品ページの調整履歴(過去180日)・在庫調整の変更レポートとエクスポート・変動を記録し続けるアプリの3つに分けて説明します。

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「昨日まで5個あったはずの在庫が2個になっている」「棚卸をしたら帳簿と合わない」。そんなとき最初に知りたいのは、その在庫がいつ・いくつ・何をきっかけに変わったのかです。Shopifyには在庫の変更履歴を確認する仕組みが用意されていますが、見られる場所が2か所に分かれていて、それぞれ見られる期間と粒度が違います。

この記事では、Shopifyで在庫の変更履歴を確認する方法を3つ紹介します。なお、この記事の手順と数値は2026年8月時点のShopifyヘルプセンターの記載にもとづいています。管理画面のメニュー名はバージョンによって「商品管理」「商品」のように表記が異なる場合があります。

方法1: 商品ページの「調整履歴」で見る(標準機能)

1商品の動きをすぐ確認したいときは、商品ページから開く調整履歴が最短です。

  1. 管理画面の「商品管理」(表示によっては「商品」)から対象の商品を開きます。
  2. バリエーションがある商品は、確認したいバリエーションを選択します。
  3. 「在庫」セクションで「在庫を追跡する」が有効になっていることを確認し、「調整履歴を表示」をクリックします。

調整履歴には次の列が並びます。

内容
日付在庫が変わった日時
アクティビティ変動のきっかけ(新規注文・返品・手動調整で選んだ理由など)
作成者調整を行ったスタッフ・アプリ・販売チャネル
利用不可 / 引当済み / 利用可能 / 手持ち / 入荷予定在庫ステータスごとの数量

数量の列は「調整された数量が先、調整後の合計が後」の順で表示されます。ダッシュ(-)は、その調整がその列に影響しなかったことを示します。手動で在庫を直したときに理由を選ばなかった場合、アクティビティ欄は「手動で調整済み」と表示されます。

この画面はShopifyのモバイルアプリからも確認できます。手軽な半面、次の制限があります。

  • 表示できるのは過去180日分だけです。それ以前の履歴はこの画面には出てきません(この上限は2024年11月8日に90日から180日へ延長されました)。
  • 商品・バリエーション単位でしか見られません。バリエーションがある商品で、すべてのバリエーションの履歴を同時に一覧することはできません。
  • この画面からの書き出し手順はヘルプセンターに記載がありません。履歴を記録として残したい場合は、後述のレポート側を使う案内になっています。

つまりこの画面は「特定の1商品の直近の動きを確認する」用途に向いていて、ストア全体を横断して見たり、半年より前を振り返ったりする用途には向いていません。

方法2: 「在庫調整の変更」レポートで見て、CSVに書き出す

180日を超える範囲や、SKU・ロケーションをまたいだ確認は、レポート側で行います。

  1. 管理画面の「ストア分析」→「レポート」を開きます(表示によっては「分析」→「レポート」)。
  2. カテゴリーで「在庫」を選び、「在庫調整の変更」レポートを開きます。
  3. 上部の期間メニューで対象期間を指定します。

このレポートには、選択した期間に行われた在庫調整が含まれます。管理画面での手動調整だけでなく、在庫管理アプリによる調整・在庫転送による調整・注文のフルフィルメントによる調整も対象です。英語版ヘルプによれば、既定の表示はSKU・状態(販売可能や引当済みなど)・変更・件数のシンプルな構成です。切り口を足したいときは「新しいデータ探索」からカスタムレポートを作ります。指標に「在庫調整の変更」「在庫調整回数」を、ディメンションに「商品バリエーション SKU」「在庫ロケーション名」「在庫状況」「在庫変更の理由」「参照ドキュメント URI」などを組み合わせられます。

書き出す手順は次のとおりです。

  1. レポートを開いた状態で、メニューアイコン(…)から「エクスポート」を選びます。
  2. ファイル形式を選びます。CSV・XML・JSONL・Apache Parquetから選べます(Excel形式での直接の書き出しはないため、CSVを表計算ソフトで開く形になります)。
  3. 「エクスポート」をクリックすると、ファイルがダウンロードされます。

このレポートを使ううえで、知っておくと安全な点が4つあります。

  • 画面に表示されるのは最大1,000行です。それを超える範囲を全部見るには、エクスポートが必要です。
  • さかのぼれる範囲には下限があります。在庫系の指標の履歴データは2023年10月1日までしかさかのぼれないとヘルプに明記されており、180日を超える調整履歴のレポート自体も2025年7月18日の提供開始以降に蓄積された分から提供されるとアナウンスされています。実際に何年分見られるかは、レポートの期間指定で確かめてください。
  • 削除した在庫ロケーションの履歴はレポートに表示されません。アクティブなロケーションの分だけが対象になるため、拠点を整理・閉鎖する予定があるなら、その前にエクスポートしておく必要があります。
  • 管理画面の調整履歴とレポートの内容が一致しない、という報告が出ています。2026年3月には、Shopify側が「同様の報告を確認している」としてサポートへの個別問い合わせを案内しました。2026年8月にも同種の報告があり、このときShopify側は「広範な障害は確認していない」としたうえで個別に調査しています。いずれも解決済みとは案内されていないため、レポートだけを唯一の記録として扱う前に、自店で件数が一致するかを一度確かめておくと安全です。

なお、ヘルプセンターには「Shopifyアナリティクスの主な機能は、どのShopifyサブスクリプションプランのマーチャントでも利用できる」とある一方、在庫レポート個別のプラン別制限は明記されていません。実際に使えるかどうかは、ストアの「レポート」画面で確認するのが確実です。

自分で記録を貯める運用にする場合は、月に1回など日を決めて「在庫調整の変更」レポートをCSVでエクスポートし、スプレッドシートの1枚のシートに追記していきます。手作業ですが、これだけでも180日の壁を越えて自店の記録を残せます。忘れるとその期間は空白になるため、月次の締め作業に組み込むのがおすすめです。

方法3: 在庫の変動を記録し続けるアプリを使う

「エクスポートを忘れずに続けるのは難しい」「棚卸のたびに商品を1つずつ開くのがつらい」という場合は、在庫の変動を自動で記録し続けるアプリを使う方法があります。

私たちが開発している「在庫監査ログ」は、インストール後にShopifyから通知された在庫数の変更を、商品・バリエーション・SKU・ロケーション・変動前後の数量・差分・発生時刻とともに保存するアプリです。記録は期限なしで保存され、商品名・SKU・期間・理由・ロケーションで絞り込んで1つの一覧で確認できます。棚卸・入荷・返品・破損や廃棄・訂正・移動・その他の7つの理由区分と、500文字までのメモを後から付けられる点が、調整したその時にしか理由を選べない標準機能との違いです。Proプラン($12.99/月)では、絞り込んだ条件のままCSV(UTF-8 BOM付き・1回あたり最大10,000行)に出力できます。

制約も先にお伝えします。記録できるのはインストール後に通知された変更で、過去にさかのぼって履歴を取得することはできません。また、変更した人の名前(誰が)を特定して表示する機能はありません。「誰が」を確認したい場合は、方法1の調整履歴の「作成者」列をご覧ください。Shopify App Storeで公開しており、Freeプランから利用できます。記録と保存の範囲はプランによらず同じで、Freeで制限されるのは閲覧できる期間(直近30日)とCSV出力です。

まとめ

  • 直近の1商品の動きを見るだけなら、方法1の調整履歴が最短です。過去180日・商品単位・書き出し不可という前提を覚えておいてください。
  • 期間や商品を横断して確認したい、記録として残したいなら、方法2のレポートとエクスポートを使います。ただし、さかのぼれる範囲はストアによって違い、レポートと管理画面の不一致の報告もあります。
  • 「棚卸のたびに履歴を追う」「変更の理由を残しておきたい」が毎回発生するなら、方法3のように変動を自動で記録し続ける仕組みを持つと、次の棚卸から楽になります。

在庫が合わない原因の切り分けについては、棚卸で在庫が合わないときに原因を突き止める手順もあわせてご覧ください。

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